若手の牧師たちが運営する全国青年宣教大会の東北大会が16日、同実行委の主催で、宮城県宮城郡のキリスト教森郷キャンプ場で開催された。仙台市内や近郊のクリスチャン青年たちを中心に80人が参加した。今年で4度目を迎えた本大会は、チャレンジに満ち、主に従って生きる「献身」という方向を強調した充実の内容となった。
今年のメッセンジャーは、仙台で牧会する松田牧人牧師(日本バプテスト同盟・利府キリスト教会)、香港の宣教師でキャンパス・クルセード・フォー・クライスト仙台支部ディレクターのエルトン・ロー氏、ネイティブ・アメリカンの背景を持つ米国の宣教師で保守バプテスト同盟所属のアラン・ベイコック氏という国際的な顔ぶれだ。同同盟の最年少牧師として知られる松田牧師(28)は「(全国青年宣教大会をとおして)この時代に変革を起こしていける働きとは何なのかを率直に話し合いながら(日本のキリスト教の)殻を破っていければ」と期待を語った。
全国青年宣教大会は45歳以下の牧師で構成されている。東京や大阪のほか、北海道、東海、九州でも地方大会を行っており、特に東京と仙台では通称「J+Passion」の名で広く知られている。プログラムはトラクト配布や街頭インタビューなど伝道の実践活動を多く取り入れ、キリスト教の将来を担う働き手の育成への熱意が感じられる内容となっている。