NHK総合テレビの歴史情報番組「その時歴史が動いた」は『それでも民は祈り続けた』というタイトルで島原の乱について取り上げた。番組では、多くの者が殉教する中で唯一生き残った山田右衛門作の供述書から乱の内実を明かし、宗教をめぐる国家間の衝突に翻弄されながらもただひたすら神を信じ、信仰に殉じたキリシタンの悲劇を描いている。
島原は、宣教師による積極的な宣教がおこなわれ、戦乱の傷跡に苦しむ多くの民衆が救いを求めてクリスチャンとなった場所である。現在では発掘がすすみ、多くの人骨と共に十字架が発見されている。
放送は24日午後10時から。ゲストに神田千里教授(東洋大学)を招いた。