英国の宣教師として1846から約8年、那覇に滞在したベッテルハイムの日記と書簡の一部が、新たに発見されたことが14日、沖縄タイムズの報道などでわかった。
報道によると、今回の資料は?琉球へ向かう直前の1845年の書簡のつづり、?沖縄に滞在中の49年12月30日から翌50年1月1日の22ページを含む日記と書簡のつづり、?52年1月から4月の日記、このうち?と?はこれまで未確認だった資料。3つの資料はベッテルハイムのひ孫から譲り受けた米国の弁護士ジョン・スェーリンゲンさんが、シアトルの教会を経由し沖縄で紹介してほしいと申し出た。
◇バーナード・J・ベッテルハイム 1811−70年。宣教師・医師。46〜54年、那覇で伝道した最初のプロテスタント宣教者。ハンガリー生まれ。英国海軍軍人琉球伝道会の宣教師として46年から波上の護国寺に逗留。ペリーの日本遠征では琉米双方の仲介をした。54年、ペリー艦隊で渡米し、55年米国市民に。南北戦争に従軍した。