日本人の心にふれる童謡や唱歌から、教会で歌われる賛美歌やゴスペルソングまで幅広いレパートリーを持つ双子姉妹の人気デュオ「たまりの」のリサイタル「たまりのin Classic」が、9月30日に東京・銀座ヤマハホールで開催される。
「たまりの」本名、佐々木珠乃(たまの)さん、梨乃(りの)さんは、40分違いの双子姉妹。ノンクリスチャンの家庭で育つが、アメリカ留学中に教会の人々との出会いを通してキリストの愛を知り、洗礼を受けてクリスチャンに。今回のリサイタルは、そんな2人が在学中に出演した母校、米ロサンゼルス、アズサ・パシフィック大学でのコンサートを再現したもの。病気のためにアメリカで娘の晴れ姿を見ることができなかった、最愛の母からの願いで実現した。
このリサイタルのために同実行委員会は、米アズサ・パシフィック大学から、2人が専攻した声楽科のディレクター、ブレンダ・ライナバックさんを招いた。ライナバックさんは、2人のために快く当日のピアノ演奏を引き受けてくれた。
童謡を歌うステージで神への賛美を織り交ぜる独特の音楽スタイルは、幼い頃から音楽が大好きで、両親が歌う童謡を聞いて育った2人にとってはむしろ自然体。今回はクラシックの曲が中心となるが、賛美歌もあわせて歌う。
03年にファーストアルバム「おかえり!」(ホザナ・ミュージック)をリリースした同年、フジテレビ「トリビアの泉」でオープニングテーマに起用され、一躍注目を集めた。今では童謡を歌うことが、ノンクリスチャンに福音を伝えるための重要な接点となっている。いつでも自然体で主を賛美する、これが彼女たちの魅力だ。
会場では、このコンサートに合わせて作成中の新アルバムの発表も予定している。
開場は30日(土)の午後1時半、開演は午後2時から。チケットの問い合わせは、ホザナ・ミュージック(電話:04・2922・6220)、または「たまりのリサイタル実行委員会」(電話:044・955・0138)まで。