18日、P.Y.T企画が日暮里サニーホールで戸部豊演奏家デビュー45周年記念コンサートを開催した。演奏者はトランペッターの戸部豊氏、橋本洋氏、仏坂咲千生氏、他2名。伴奏者はピアニストの金森敏子さん。
戸部氏がトランペットを始めたのは中学2年生のとき。演奏家としてデビューし、世界的に数々のコンサートを経験した。教会に演奏者として招待され、牧師の娘である生恵さんと知り合い、結婚したのをきっかけに聖書にふれるようになった。
現在、教会の演奏会に家族で出演したり、音楽を通して、神様の愛を伝えている。
「演奏中に神様の愛を感じるとき、トランペッターになってよかったと思う」と語った。また、趣味で始めたトランペットが今では音楽宣教として用いられ、「神様の恵み」だと証しした。
今回のコンサートで、テレマンのHeroic Music(英雄的小品)、バッハのCantata No.147「Jesus Bleibet Meine Freude」(主よ人の望みの喜びよ)、No.140Awake,The Voice is Sounding」(目覚めよと呼ぶ声あり)、パーセルのTrumpet Voluntary(トランペットヴァランタリー)他11曲が演奏され、会場を華やかにした。
戸部氏は武蔵野音楽大学専攻(現大学院)在学中に、近衛秀麿指揮ABC交響楽団に入団。上田仁指揮 東京交響楽団を経て、小沢征爾指揮、日本フィルハーモニー交響楽団に10年余り在籍し、その間東南アジアや欧米演奏旅行などを経験した。その後、文化庁芸術家在外派遣研修を経て、フリーランサーとなり、国内の他にアメリカ、韓国、香港などで演奏活動を続け、今年で45周年になった。