東京・新宿にある淀橋教会(ウェスレアン・ホーリネス教団、峯野龍弘牧師)の音楽夕礼拝特別企画シリーズ「作曲家と神の交わり」(第15回)が2日、同教会インマヌエル礼拝堂で行われた。この催しは同教会の作曲家、岡本道夫さんが、音楽を通して一人でも多くの人を教会へ導きたいと毎回企画しているもの。今回が第15回目となるが、会場には新来者18人を含む96人もの信徒らが教会に集まった。
ピアノ演奏の大沼澄子さんは、同教会の主日礼拝で毎週聖歌隊の指揮を担当している。今回は、同教会所属の合奏団アンサンブル・アガペのメンバーとあわせて総勢13人の演奏家が、今年生誕250周年を迎えた作曲家モーツァルトの作品を美しく演奏した。
演奏の後、同教会主管牧師の峯野龍弘牧師が「和合の祝福」と題して旧約聖書詩篇133編から聖書のメッセージを伝えた。
峯野師は、不毛のイスラエル地方の北にひときわ美しくそびえ立つヘルモン山の素晴らしさ、そこからあふれる美しい人間関係と、心の貪欲によって「和合」ができなくなり、いつも対立ばかりで争いが絶えない世の中を比べながら、「イエスキリストにこそ、人間本来の美しい生き方の標準がある」「イエスにこそ、人間の真の和合の道がある」と、人と人、そして人と神を和解させるためにこられた主イエスを説いた。