ニュージーランド大阪教会(高田義三牧師)が今月、創立40周年を記念してのクリスマス・オペレッタ「詐欺師への遺言」を同教会礼拝堂で上演した。延べ1000人を超える観客が神の永遠の愛に触れた。感動して涙を流す観客もいた。当日、ノンクリスチャンも多数来場したという。
オペレッタは11、17、18日の3度上演された。今回の脚本のテーマは「神の愛」。クリスチャンへの迫害が激しい紀元60年のローマ帝国を舞台に、小アジアの街エペソの教会指導者テモテを主人公に、神の愛を描いた。
同教会は、毎年この時期にクリスマス・オペレッタを上演する。脚本、演出、演技、音楽、美術など全てを教会スタッフら約100人が行う。元藤原歌劇団のピアニストでオペラ研究家の戸川夏子氏の指導の下、約一年をかけて毎年の公演に備える。
1969年に初上演して以来、新会堂建設の年を除いて毎年上演、今回が35回目となる。これまで吹田市文化会館(大阪府)や東京の日比谷公会堂、兵庫県の神戸文化ホールなどで上演したこともある。
これらの集会には多くのノンクリスチャンが招かれ、キリストの福音を伝える伝道集会として、大きな役割を果たしている。
上演後のメッセージで高田牧師は「クリスマスは神の愛と救いが現れた日。神の与えた愛と希望の光が、キリストによってもたらされた」などと話し、神の愛によってイエス・キリストが全人類のために救い主としてお生まれになったことを証(あか)しした。