アメリカを襲ったハリケーンカトリーナの被災者を支援しようと、ゴスペル音楽プロダクション会社「メサイア・アーツ・プロダクション」や日本赤十字社らが16日、大阪府内でチャリティライブを行った。
ゴスペルクワイア「The Mercy Choir」ほか5組のアーティストがゴスペル音楽を演奏。集まった約100人の観客は、教会の礼拝を捧げるような神聖な雰囲気を作り出し、共に神への賛美を歌った。
この収益金はすべて日本赤十字社を通して、被災地の支援のために現地へ送られる。
「日本にいて、何かできることはないだろうか」。ニューヨーク・ハーレムの黒人教会で洗礼した経験から、人一倍被災者を身近に感じていた「The Mercy Choir」のメンバーRIEさんが出した答えは「祈りと賛美」であった。
メサイア・アーツ・プロダクションを経営するRIEさんは、早速人脈のあるゴスペル音楽関係者に協力を呼びかけると同時に、今回の募金の受け取り先となった日本赤十字社に協力を要請した。
RIEさんは「祈りは本当に国境を越えるもの」「日本にいながら、被災地のために何かできたのでは」とコンサートの成果を語った。
また会場では、災害直後からニューオーリンズ市長まで直々に募金活動を申し込んでいたというスタッフの運営する携帯ストラップ販売店「Diva Toons」(http://www.bilingualjapan.com/DivaToons.html)が、このコンサートタイトルである「WEARE ONE」のロゴが入った携帯ストラップを会場で販売。売上金はすべてニューオーリンズへ寄付された。
「WE ARE ONE」のロゴが入ったオリジナル携帯ストラップは、インターネットで現在も販売している。値段は、ひとつ700円(送料別)。売上金はすべてニューオーリンズへ寄付される。注文はメール([email protected])まで。また同店で販売されている他の商品についても売上金の一部を被災地に送る。