全米で1000万枚以上のアルバムセールスを記録し、日本でも知名度の高いゴスペルグループ「アカペラ」の来日ツアー(主催:ホザナミュージック)が10日、埼玉県狭山市市民会館の公演で最終日を終了し、全会場の総動員数は約3600人(本紙調べ)を突破した。
一般の人々が気軽に来て教会に興味を持ってもらえたらと語る主催側スタッフ。会場の多くが一般のコンサートホールだったこともあり、多くのノンクリスチャンがゴスペルに触れる機会となった。
公演会場となった教会からも「コンサートはもちろん、彼らの人柄すべてから信仰がにじみ出ていた」「期待以上」「多くの方が教会や神様に興味を持つようになった」などの感想が寄せられた。
8日の会場となった蕨福音自由教会(埼玉県蕨市北町4-2-3)では、感動のあまり、コンサート後も教会の信徒と一緒に賛美や祈りをしたノンクリスチャンがいたという。また今回、教会の青年部が中心となってコンサートの実行委員を担当したことで、彼らの結束力、伝道への意欲が高まった。
9日にメンバーを迎えた土浦めぐみ教会(茨城県土浦市上高津489-1)では、「ステージ外での彼らの謙虚な姿からたくさんのことを学べた」(関係者)という。魅力、技術、霊的豊かさにも充実した内容だったという。
来日ツアーに今回初めて参加した、アカペラの創始者でミュージックパスターのキース・ランカスター氏は、「来年も日本に来たい」と語った。コンサートの中でも信仰の証しを語り、このツアーは福音を伝えるための働きであることを常に強調していた。
現地で突如現われたハリケーンなど、来日直前の様々なアクシデントの中で、彼らの来日を阻むサタンの働きを感じたというメンバー。日本スタッフとの祈りの連携によって、今回の来日ツアーは大成功を収めた。
今後は、アメリカでの国内ツアーを予定している。