パイプオルガンを通して地域の人々にもっと教会を身近に感じてもらおうと、日本基督教団大宮教会(疋田國磨呂牧師、埼玉県さいたま市)が9日、パイプオルガン演奏会を同教会で開催した。信徒をはじめ、地域の住民ら約80人が集まった。
この催しは4年、同教会にパイプオルガンが設置されたことをきっかけに、礼拝だけでなく伝道にも用いようという声が上がり、始まった。今回は明治学院大からオルガニストの長谷川美保氏を演奏者に迎えた。即興音楽を交えながらのクオリティの高い演奏に、集まった聴衆は終始耳を澄まして聞き入っていた。
関係者は「演奏者の信仰が音楽を通して聴衆に伝わることで、伝道の働きにもつながれば」と話した。すぐに教会に通い始める人は少ないが、今後も定期的に演奏会を行っていきたいという。
次回のパイプオルガン演奏会は、来年の春を予定している。