秋津福音教会(埼玉県所沢市・小坂忠牧師)が主催するAGCゴスペルフェスティバルが今月13日、所沢市民文化センターMUSEキューブホールで開催された。神の愛によってすべての人が互いに認め合い、受け入れあい、一つになって共に過ごす「和合」をテーマに、小さな子供から年配者までさまざまな世代がそれぞれの賜物をいかしたパフォーマンスを披露。舞台準備から出演もすべて秋津福音教会のメンバーと関係者の手作り。会場は終始美しい賛美と客席からのあたたかい拍手に包まれた。
プログラムの中で一貫して流れていたメッセージは「わたしの目には、あなたは高価で尊い」(イザヤ43:4)の御言葉。小坂師は、「和合」には神の愛が不可欠であり、自分がどれだけ神に愛されているか、自分がそのままでどれだけ尊い存在であるのかを知るときすべての人が互いに認め合い、受け入れることができると説いた。
イベントには、クリスチャンだけでなくノンクリスチャンも多数参加。今回のフェスティバルについて小坂師は「(教会の)垣根を取り払ってクリスチャンもクリスチャンでない人も一緒になって何かを作り上げる、それが目標でもあります。・・日本はまだ99%が福音を知らない人たちの国です。彼らに福音を伝えるために、何とかして彼らが抵抗を感じる(教会の)敷居、壁のようなものを取り除いていかなければいけません。」そう語る目には、日本の悲惨な現状を嘆きながらそれをどうにかして変えようとする情熱があふれていた。
12月には同会場でクリスマスコンサートが予定されており、秋津福音教会では準備を進めている。また小坂師は今月末、北海道の各教会を訪ねながらのセミナーやコンサートを開催する。