GOCHAライブやGOCHA RADIOを企画し、日本のNew Gospel Music発信地となっている「GOCHA」。今年で活動開始6年目を迎え、活躍の場が広がるGOCHAの現在とこれからを、代表の田中寛真さんに語ってもらった。
GOCHAを「組織」というよりは「生命体」として感じるという田中さん。6年間の活動を通し、アーティスト以外に、スタッフにも多くの賜物を持った人たちが現われ、チームワークが成長してきた。神様がこれからどのように形付けてくださるか、期待が膨らむ。
もともと日本でゴスペルラジオ局を設立する夢を持っていた田中さんが、日本人アーティスト発掘の場に、と始めたのがGOCHAライブだった。3、4組のアーティストと数人の有志たちで始まった活動には現在、14、5組のアーティストが定期的に参加。活動は、オフィスGOCHAとして多くのスタッフたちに支えられている。
GOCHAで活動しているアーティストには、もともと無名だった人たちが多い。しかし、彼らの音楽を聴けばメッセージ性や信仰を感じることができる。田中さんは、そんな原石が多いことにやり甲斐を感じている。現在はレーベルとしてGOCHAプロダクションも運営。4組のアーティストが所属し、これまでに6枚のCDを制作した。
スタッフの多くは、GOCHAのイベントに参加したことをきっかけにGOCHAに参加するようになった。あるスタッフはGOCHAについて、「一人ひとりがもっているものが生かされる場。それをやりながら、いろいろな人との出会いの場でもある」と話す。
現在はボランティア中心の活動だが、GOCHAを中心としたひとつの「産業」を生み出すというのが田中さんのビジョンだ。CD制作やコンサート企画に留まらず、より多くの人たちが参与し、各分野の可能性を広げたいという。各自が賜物を生かして生活していくことができれば、それがクリスチャンの「人口1%の壁」を破ることにもつながるのではと話す。
より多くの人たちが容易に参加できるためにも、今は参加する人たちの役割を明確にできるような、しっかりとした枠組を作っていきたいという。
インターネットを通して、現在はノンクリスチャンのバンドからの参加問い合わせもあるという。参加者が一体となって企画・進行するGOCHAは、ステージ裏も伝道の舞台にしてしまう。これからはノンクリスチャンのバンドも加えていきたいというのが田中さんの考えだ。
今月27日には、今年で3回目となる江の島でのライブが、10月には、大阪の服部緑地屋外音楽堂でのライブが企画されている。昨年始まった月1回のGOCHA RADIOも8月で8回目を数え、現在はインターネットで生放送されている。
田中さんが6年間で最も強く感じたことは、まだまだ可能性のある部分を神から任されているということ。GOCHAの可能性はこれからも広がりそうだ。
GOCHA公式ホームページ=http://www.gospel.ne.jp/~hironao/JesusMusic/gocha.htm