ミクタムプレイズ&ワーシップ第20作「MIRACLE」の完成を記念し、ミクタムレコード(代表・高叡華牧師、東京・新宿)が27日、お茶の水クリスチャンセンター(東京・神田駿河台)で特別集会「ワーシップセレブレーション」を開催した。同作の収録に参加した、小坂忠牧師ら4人のワーシップリーダーがそれぞれ作品に対する思いを語り、参加者と一緒に収録曲を歌った。高牧師は「小さき者の賛美に主が臨在するという奇跡に感謝します。共に喜び、祝いたい」と挨拶した。
今年5月11日に発売された同作は、ミクタムの25年間の集大成であり、新しい出発点でもある。小坂師は「収録曲、一曲一曲に証しがある」と話す。
収録曲「ワンウェイ」のワーシップリーダー、山川哲平師(日本伝道隊・長尾キリスト教会牧師、神奈川県さぬき市)は、ミクタムのミュージックセミナーで人生の転機を経験した、と神の導きを振り返る。当時、神学生だった山川師は、神の愛に対する迷いが生じ、悩んでいるところだった。集会では、「聖霊によって神の愛が注がれているのを確信した。1度しかない人生、神様に全てを捧げて歩もうと決心した。道は一つです」と、証しを述べた。
「MIRACLE」で初のオリジナル曲を書き下ろしたAsiahさんは、先日第二子を出産したことを明かした。収録期間と妊娠が重なったため、体調を気遣いながら収録を続けた。切迫早産で入院したり、様々な闘いの中で「収録曲『弱い時に強くされ』を賛美するたびに励まされた。この曲が他の人にとっても励ましになれば」と、出産と作品の喜びをかみしめた。
現在、ホームレス伝道に力を注いでいる水野弘子さん(秋津福音教会音楽主事、埼玉県所沢市)は、ジャパン・ミッション・ミュージック・スクールJMMS)の第一期卒業生。2年前に作詞作曲した「御霊の力を〜DearJesus〜」が2005年応募曲として「MIRACLE」に採用された。「愛はないけど神様を知りたい」と思っていた水野さん。JMMSの授業中、ある講師を見て「この人は空っぽの人だ」と感じたという。「自分は何一つ持たず、空っぽになる時、神様の愛と聖霊で満ちるようになる」と話した。
集会で収録曲「私は奇跡を信じる」を歌った小坂師は「イエスは奇跡の中から生まれ、人生も奇跡の連続だった。その奇跡の主が私たちと共にいるから今も奇跡が起こる」と語った。同師が「奇跡の神を待ち望む信仰を」と呼び掛けると、多くの会衆が「アーメン」と力強く応答した。