神戸バイブル・ハウス 展示実行委員会主催の第3回聖書特別展示会が15日、「クリスチャンセンター神戸バイブル・ハウス」(兵庫・神戸市、以下KBH)で始まった。紀元前2世紀から1982年までの聖書33点の展示品の中には、現存する日本最古のカタカナの聖書や、活版印刷で作られた世界初の聖書のレプリカ集などがある。25日まで。
同展示会では、日本聖書協会(東京・中央区)から展示品を借り受けた。聖書の普及に大きな役割を果たした活版印刷で、1456年、ドイツで初めて印刷された「グーテンベルク42行聖書」(復刻版)や、ドイツ人の宣教師がカタカナで完成させた「約翰(よはね)福音之伝」(1837年)の初版本などを公開している。 また、近年の印刷技術の向上が反映された、縦5センチ、横3・5センチの「マイクロ聖書」(1982年)もある。
関係者は同展示会について「聖書の歴史や、日本の和訳聖書の歴史なども同時に閲覧することができる」と話している。
同展示会期間中、毎日午後2時から説明のためのセミナーが行われる。ミッション系の学校の紹介パネルも同時展示。 24日は休館。問い合わせは同ハウス(078・252・1966)