日本全土に聖霊の風を巻き起こし、この地にリバイバルを成し遂げようと日本の諸教会と韓国オンヌリ教会(大韓イエス教長老会統合派)がともに手を取り合って開催する大規模伝道プロジェクト「ラブソナタ2007」の沖縄大会と福岡大会が29日、30日にそれぞれ閉幕した。未信者たちの伝道を目的として開催された同集会の参加者は、沖縄・福岡両大会をあわせて5000人以上。沖縄大会では約1500人の未信者が参加し、共に手を取り合って神の栄光をほめたたえた。
沖縄大会の会場となった沖縄コンベンションセンター(沖縄県宣野湾市)は開場前から熱気に包まれた。29日当日は、韓国から到着した約430人のサポーターたちのほかに沖縄中の協力教会から3〜5人ずつが招集され、会場準備や整理に当たった。日本CGNTVの報告によると、日本人のボランティアの数は総計185人。「オンヌリ教会を手伝いたい」という意識のもと、みな積極的に働いていた。
会場には未信者たち1500人を含む約2500人が来場。今回のイベントのために2100個のプレゼントが用意されたが、開場後まもなく全て渡し終えた。メイン会場となった沖縄コンベンションセンターの劇場棟は満席となり、入場することができなかった約500人が隣の会議室に設けられた巨大スクリーンでイベントを観賞した。
ラブソナタ沖縄大会のゲストとして今回韓国から呼ばれたのは、映画・ミュージカル・ドラマ・歌手など様々な分野で才能を開花させている実力派韓流アーティストのジョン・セフンさん、韓国の著名ヒップホップダンスグループ「マックスクルー(B−Boy)」、韓国の人気ドラマ「チャングムの誓い」で文定(ムンジョン)皇后役を務めた女優のパク・ジョンスクさん、歌とダンスが魅力的な男性歌手のユ・スンジュンさん、韓国伝統楽器演奏者のイ・スルキさん、「君は愛されるため生まれた」を作詞・作曲したイ・ミンソプさん、そして韓国オンヌリ教会主任牧師のハ・ヨンジョ師。それぞれが神から与えられた賜物を用いて神を賛美し、沖縄の人々に救いの喜びを伝えた。
歌手のユ・スンジュンさんは、「イエス様はみなさんをとても愛しておられます」と証しした。また、女優のパク・ジョンスクさんは、「韓国の人々が信じ、心に保っている神さまと出会っていただける機会を差し上げたいです」と語った。さらにパクさんは、「いま救われて幸せである」「クリスチャンになって人生の意味がはっきりわかるようになった」と救われた喜びを観衆に伝えた。実際に参加は出来なかったが、韓国ドラマ「冬のソナタ」で主演女優を務めたチェ・ジウさんもビデオメッセージで救いの証しをするなど、韓流芸能人たちが次々に福音のすばらしさを宣(の)べ伝えた。
また、日本の教会でもよく歌われている「君は愛されるため生まれた」を作詞・作曲したイ・ミンソプさんが、同楽曲を披露。そのほかヒップホップダンスグループの「B−Boy」によるダイナミックなダンス、韓国伝統楽器「カヤグム」の演奏など数々のパフォーマンスが披露された。
イベントの最後にはハ・ヨンジョ師がメッセージを伝え、「みなさんの中にある暗闇の世界を振り捨て、光の世界へ出て行くことができるように願います。死を捨てて、真のいのちへ出ていけるように願います」と、主イエスキリストの十字架による救いを訴えた。また、ハ・ヨンジョ師は文化伝道を強調。日本における「韓流ブーム」の流れに乗って、日本の地に福音が宣べ伝えられることを願った。
終了後、参加者から様々な感想と反響が寄せられた。「最後にみんなで手をつないで神さまの祝福を受けたことがとても嬉しく、感激でした。神さまの愛を感じました」、「ハ・ヨンジョ先生のメッセージの中で、『沖縄にリバイバルを〜』という言葉があって感動しました。沖縄がみなさんの愛を受けている島だということを感じました」、「ラブソナタが日本と沖縄にとって非常に重要な働きであるため、多くの人々が救われ、沖縄と日本が一つになり、世界に出て行くことができればいいと思います。たましいの救いのためにこのように多くの奉仕者たちが献身したこと、また私たちが一緒に参加できたことが何よりも嬉しいです」などの声があったと日本CGNTVは報告している。
また、今回ラブソナタ沖縄大会の開催に全面的な協力をした那覇バプテスト教会主任牧師の国吉守師によると、「芸能人がこんなにはっきりと証しをしていることに感動した」、「もっと聖書を勉強してみたいと思った」「教会に行ってみたいと思った」などの声も多数あったという。
同伝道集会では、ハ・ヨンジョ師のメッセージの後に献身の意思を確認するカードの作成時間が設けられている。国吉師によると、集められたカードを集計した結果、97人が「イエスを信じます」と告白、130人がこれから教会で聖書を学んでみたいと答えたという。日本CGNTVは、「福音化率0.7%に満たない日本の地では驚くべき実り」とこれらの結果を高く評価した。
沖縄における「ラブソナタ」の開催により、沖縄全土の教会が教団・教派の壁を越えてひとつに連合し、日本のリバイバルのために一致協力しあうことができた。オンヌリ教会側は、「ラブソナタ」をきっかけにして日本にリバイバルの火が灯され、多くの未信者たちが救われることを願っている。