【内容紹介】
1932年オランダ生まれ。カトリック司祭となったナウエンは1986年以降カナダ・トロント近郊にあるラルシュ共同体で知的障害を負った人々と共に生活する。その魂のゆさぶりはレンブラントの『放蕩息子の帰郷』そのものであり、ハーバード大学を辞した彼は、牧会を通じて「心の故郷」を人々のこころの中に育て、1996年急逝するまで、神の言葉を伝え続けた。この感動的な『放蕩息子の帰郷』との出会い、そのいきさつ、その後のナウエンを、著者は暖かく見つめ語り継ぐ。ナウエンの著作を理解するために欠かすことのできない一冊。(キリスト新聞社)
【著者略歴】
1924年生まれ。東京女子大学英語専攻部、早稲田大学文学部史学科卒業、米国クラーク大学大学院修士コース修了。イェール大学神学部研究員、恵泉女学園大学教授、昭和女子大学非常勤講師を経て現在に至る。著書『賛美か・唱歌ものがたり』『老いについて』『讃美歌・聖歌ものがたり』『生きがいの人生論』ほか。(キリスト新聞社)
ヘンリ・ナウエンのスピリチュアル・メッセージ
〜レンブラントの名画「放蕩息子の帰郷」をめぐって〜
大塚野百合 著
キリスト新聞社
四六判/200頁/定価1600円
初版2004年10月25日