全米で25日公開されるメル・ギブソンの話題作「キリストの受難(The Passion of Christ)」のチケット需要の急増を受けて、上映館が拡大している。
キリストの生涯の最後の12時間を描いた同作品の配給元、ニューマーケット・フィルムズの広報担当者は19日、フィルムの数は予定の2500から増えて、4000を製造し、上映館数も2000から拡大して、2800になる見通しと述べた。
ハリウッドの大作は通常2500館以上で上映され、「パッション」は初公開作品の規模としてはこれに匹敵する。
同作品は、内容が反ユダヤ主義的だとして、ユダヤ教団体の指導者らから非難を受けていた。