地元紙によると、竹田市立歴史資料館(大分)で9日、滝廉太郎が竹田市で過ごした頃を特集した企画展「滝廉太郎と竹田」が始まった。滝廉太郎は、一説でクリスチャンだったと言われている。来場者は廉太郎の素顔を伝える資料に見入っていた。26日まで。
同資料館や滝廉太郎記念館、竹田小学校、県立先哲資料館、個人らが所蔵する資料など約40点を展示。竹田市で過ごした約2年6カ月を中心に、足跡を紹介している。
竹田で過ごした時の写真、母親や恩師らにあてた手紙、廉太郎の詩「古城」の自筆原稿、東京音楽学校の卒業証書など貴重な資料もある。
手紙などからは、上京後も竹田の多くの友人や恩師らと交流を続けていたことがうかがえる。入館料は大人200円、中学生以下は無料。開館時間は午前9時から午後4時半まで。
問い合わせは市立歴史資料館(TEL0974・63・1923)へ。(大分合同)