バラク・オバマ大統領は30日、惨状から立ち直るためには「長い道のりがかかるだろうが、被災した米国民たちを私たちの記憶と祈りに留め置かねばならない。今後の厳しい数か月間、あるいは数年間、彼らを支える必要がある。連邦政府はそれを実行する、と明言しておきたい」と述べた。
犠牲者の確認作業が続けられる中、がれきなどの撤去作業が開始されたが、復旧作業は長期化すると見込まれている。
被災した州の当局は、ボランティアによる支援を全国に呼びかけた。捜索および復興作業の後、数カ月間にわたりボランティアによる支援活動が必要となるとみられている。
著名な大衆伝道者ビリー・グラハム氏が設立した『緊急救援チーム』は、竜巻襲来直後にバーミンガムに到着、同市と近くのタスカルーサの被災者を見舞った。
プレストン・パリッシュ副会長は「被災者に、キリストが顧みてくださること、わたしたちも祈り、傍にいるyことを知ってほしかった」と語った。
救世軍アラバマ・ルイジアナ・ミシシッピ軍区は給食10部隊、連絡1部隊を動員した。さらに配食トラックや移動キッチンなど22移動給食部隊が1日当たり2万食を野外給食出来るよう配備した。ケンタッキー・テネッシー軍区の移動給食部隊はテネッシー州のチャタヌーガとクリーブランドで被災者に給食している。