ロシア正教会トップのキリル総主教が来年、被災した日本正教会の再建などの視察などを目的に来日する。ロシア外務省の主催で28日に行われたイースター記念式で、総主教は「日本の人々と共に祈り、震災からの迅速な復興のために何ができるのかを考えたい」とコメント。被災した教会、人々への思いを語った。
インターファックス通信によると、総主教は「来年、日本、特に震災で被害にあった仙台教区を訪問し、日本の兄弟、姉妹との連帯を示し、彼らと共に祈り、震災からの迅速な復興のために何ができるのかを考えたい」などとコメント。日本の人々が「組織的な方法と勇気によって、福島の原発における災害に立ち向かっている」などと語った。
一方、来年はちょうど、日本に正教を伝えたニコライ大主教の没後100年。総主教はニコライ大主教について「正教を日本にもたらし、日本の教会を導いたロシア人の聖職者だった」などと振り返った。