ルーテル学院大学は11日、キリスト教主義のNPO「チャイルド・ファンド・ジャパン(CFJ)」と協働して、東日本大震災での子どもの被災者をケアするための手引書『被災後の子どものこころのケアの手引き』を発行したと発表した。
同手引書は、CFJの加盟団体であるチャイルド・ファンド・インターナショナルが、2001年9月11日に米国で発生した同時多発テロ後1周年に向けて作成した『Remembering Septemer 11th:A Manual for Caregivers』を元にしたもので、CFJのボランティアスタッフが翻訳。ルーテル学院大臨床心理学科の谷井淳一准教授と加藤純教授がこの度の震災に合わせて監修・加筆して作成した。
同大は同手引書を、被災した子どものケアに当たる教育・福祉関係者を始めとする支援者、または保護者による中長期的な子どもの心のケアに活用して欲しいとして、ウェブサイトでPDF版のダウンロードを呼び掛けている。印刷版の請求は、CFJ(電話:03・3399・8123、Eメール:[email protected])へ。