【CJC=東京】ノルウェー・キリスト教協議会はトロンハイムで開催した総会の席上、新議長にエルセ=ブリット・ニルセン修道女(64=仮訳)を選出し」た。ルーテル派が国教とされる同国で、カトリックのしかも女性が議長に就任するのは初めて。
協議会は、同国500万市民の78%が所属するルーテル派国教会を始め正教会からペンテコステ派教会までが加盟している。
これまで議長にはメソジスト2人、バプテスト1人、ルーテル派1人が就任していたが、いずれも男性。
ニルセン修道女は長らく協議会理事会のメンバーだったが、「エキュメニズム(教会一致運動)と近年のノルウェーにおけるキリスト教一致の働きの中で生まれたもので、ほとんど奇跡」と語っている。
ニルセン修道女は20歳の時にルーテル派から転会した。『恩寵のノートルダムのドミニコ修道女会』会員で、オスロ大学で神学博士号を取得、ルーテル派の神学校で社会学を講じてもいる。