【CJC=東京】ヨルダンの辺境の洞窟で5年前に発見された鉛板が2000年前のもので、イエスの最後期に関係しているのではないか、と英シェフィールド大学のフィリップ・デイビース教授が主張している。サンデー・タイムズ紙が報じた。
ただ聖書がらみの出土品は、『死海文書』の発見以来、高価で取り引きされることが世界的に知られ、偽物も横行するようになったことから、学者の中にはクビをかしげる人もいる。
報じられた鉛板はクレジットカード大。古代ヘブル語で「メシア」(救世主)と復活についての記述がある。
英旧約学会のマーガレット・バーカー前会長は、真正なものか鑑定に慎重だが、もしも本物なら最初期のキリスト者の存在を示す「重要、唯一」の証明になる、と語った。