世界キリスト教連帯や国際キリスト教連帯、世界福音同盟など、迫害下にある教会のために様々な活動を行う15の団体が8日、オランダのアムステルダムで集まり、迫害されている教会のための新たな連絡組織RLP(Religious Liberty Partnership)を設立した。
RLPは、加盟団体の今までの成果や活動、迫害の中にある教会の情報などを統合・共有し、共に祈ることを目的とする。1年に1度総会を開き、5人で構成される作業委員会が1年間、互いの協力のために様々な活動を行う。
代表には、英国に拠点を置くキリスト教抑圧監視団体である世界キリスト教連帯のマーウィン・トマス氏が選ばれた。新たな連絡組織の設立により、迫害にあう教会への適切な援助が期待される。
07年の作業委員会で世界福音同盟代表を務めるヨハン・キャンデリン氏は、「これは、このような団体が共に協力関係をもつ初の試みであり、歴史的な出来事だ」と述べ、RLPの設立が世界中の教会に積極的な影響を与えるという期待を示した。
次回の総会は08年3月にスイスのチューリッヒで開催される予定。