米経済誌『フォーブズ』が15日、今年の最も影響力のあるツイッター・ユーザーベスト20位を発表し、サドルバック教会(米カリフォルニア州)のリック・ウォレン牧師(@rickwarren)が20位でランクインした。宗教家で20位以内にランクインしたのは、ウォレン氏とダライ・ラマ(@dalailama)の2人だけだった。
ウォレン氏は発表を受けて16日、「すべてに栄光は神に属する」「ここ30年にわたって我々は常に、福音のメッセージを分かち合い、伝えるのに手助けとなるあらゆる手段を可能な限り用いようと取り組んできた」などと語った。
ランキングでは「klout」という指標が使われた。「klout」は、ツイッターがAPIで公開している25項目の情報を取得し、各ツイッターユーザーの影響力を0〜100の指数で表現するもの。
1位は、カナダのホップス・R&Dシンガーであるジャスティン・ビーバー(@justinbieber)。若干16歳であるが、19日現在で約637万人のフォロアーがいる。「klout」のスコアも満点の100。ウォレン氏の「klout」スコアは、86・7だった。
現在、約21万人のフォロアーがおり、これまでに2000以上の投稿をしているウォレン氏だが、ツイッターが登場した当時はツイッターを始める気にはなれなかったと言う。
「スタッフが(ツイッターに)に登録すべきだと言ってきたが、私はノーと答えた」「生活の些細なことを人々に語るというアイディアがとてもナルシシズム的に思えたのだ」
しかし、説教者として著名なベツレヘム・バプテスト教会(米ミネソタ州)のジョン・パイパー牧師の勧めで考えが変わり、「若い教会リーダーたちとのネットワークの中で使う一つのツールとして使うことに決めた。恐らく他の人々も(ウォレン氏のツイート)を聞きたいのだと思う」と言う。
ウォレン氏のツイートでは、ウォレン氏の個人的なコメントや聖句のほか、フォロアーに対する励ましや挑戦の言葉、助言者としてのアドバイスなどが多い。