クリスマスツリーは、創世記のエデンの園にある「知恵の樹(善悪の知識の樹)」を象徴するものとされ、モミなどの常緑樹が使われる。
起源としては、北欧の古代ゲルマン民族が冬至の祭りでモミの木を飾ったことがドイツに伝わり、その習慣がキリスト教に取り入れられたと言われている。
知恵の樹の象徴とされる理由は、中世のクリスマスに演じられたアダムとエバの堕罪を題材にした劇で、冬には葉が落ちてしまうリンゴの木の代用に常緑樹のモミの木が使われたためとされる。
飾りにもそれぞれ意味があり、頂上部の星はイエス・キリストの降誕を知らせたベツレヘムの星を、ボール状の飾りはアダムとエバが食べた知恵の樹の実を象徴したものだ。
日本ではクリスマスが年中行事として受け入れられて久しく、今年もクリスマスツリーが至る所に立っている。この国がクリスマスの真の意味を知り、イエス・キリストと福音を受け入れることを願ってやまない。