埼玉県八潮市のショッピングセンター駐車場で24日、女性が包丁で刺されその後死亡する事件が発生した。県警草加署は女性の元夫で住所不定・無職の西村三郎容疑者(70)を殺人未遂容疑で現行犯逮捕した。西村容疑者は調べに対し、「妻を殺せば、アレフから娘を取り戻せると思った」などと供述しているという。
同署は同日午後、女性を同市内の九十九美智子さん(63)と確認。九十九さんは娘とともにオウム真理教から派生した宗教団体「アレフ」の信者で、団体の施設に居住していた。
西村容疑者は、オウム真理教に入信した家族を取り戻す活動をしてきたことで知られ、07年には手記『引き裂かれた二十年―私と五人の子供たち―「鐘の音」』を出版していた。