【CJC=東京】イランの宗教指導者大アヤトラ・アブドラ・ジャヴァディ=アモリがバチカン(ローマ教皇庁)諸宗教対話評議会議長のジャン=ルイ・トーラン枢機卿に、イスラム教の聖典コーランを、教皇ベネディクト16世が福音と同様に聖なるものと考え、また米国の中東での行動を非難するよう期待している、と語った。
「教皇がコーランを福音書やトーラーと同様に聖なるものと考え、それを焼き捨てるような恥ずべき行為を非難することを期待する」として、「イランの東側、アフガニスタンやパキスタンでは人々が毎日殺されている。西側のイラクではテロと殺害が毎日続いている」として大アヤトラは、中東全域で殺人が日常的だ、と言う。