日本エキュメニカル協会(松山與志雄理事長)は、神学者の小河陽氏を招き、9日午後7時から東京都新宿区の日本基督教団信濃町教会で秋の公開研究会を開く。
テーマは「新約聖書における多様性と統一」。新約聖書の時代の教会は、異なる文化や状況におかれて多様性をもっていたにもかかわらず、教会の一致を少しも損なわなかったという説がある。多くの教団教派を有する現代におけるキリスト教会の多様性と、教会の一致について研究する。
小河氏は、国際基督教大学教養学部卒、東京大学人文科学研究科修士課程修了、ストラスブール第2大学プロテスタント神学部博士課程修了。弘前学院大学文学部教授の勤務を経て、1991年から今年まで立教大学で文学部教授を務めた。著作に「イエスの言葉」など。専門は新約聖書学。
参加費1000円。問い合わせは、日本エキュメニカル協会(048・774・5327)。