パレスチナ自治区ガザで復興支援を行うNPO法人「パレスチナ子どものキャンペーン」は、パレスチナの美しい大地とそこで生きる人々の写真を使用した2011年版の「パレスチナカレンダー」を販売し、パレスチナ支援を呼び掛けている。
「乳と蜜の流れる土地」と聖書にうたわれたパレスチナ。古代から農業が盛んで、季節ごとに豊かな収穫がある。しかし、長引く戦争と占領によって土地や水資源が奪われ、特にガザ地区では食糧難と環境破壊が深刻だ。
パレスチナ子どものキャンペーンは、ガザ地区に住む子どもたちの生活と教育支援に力を入れている。同団体によると、現地では封鎖によって停電や断水が続いており、全住民の約8割が援助物資に頼っての生活を余儀なくされている。そんな中、学校を辞めて労働で家計を助ける子どもが目立ってきたという。
カレンダーの売り上げは、ガザでの食糧確保や農業と環境保全の活動に使われる。オリジナル年賀状も販売しており、売り上げは、現地のアトファルナろう学校の運営支援に充てられる。
写真は、フォトジャーナリストの古居みずえさんが撮影。厳しくも美しいパレスチナの自然に生きる人々のまなざしが印象的だ。見開きA3サイズ、壁掛け型。今年11月から来年12月までの14カ月分。
価格は1000円(税込)。同団体のホームページから注文書をダウンロードできる。10冊以上まとめて購入の場合は割引がある。詳しくは事務局(03・3953・1393)まで。
パレスチナ子どものキャンペーンでは、負傷者への救急医療支援、支援物資の搬入、子どもの検診、医薬品の提供、心理サポートなど幅広い活動を行っている。同団体への寄付・募金は、ゆうちょ銀行などの口座振込や同団体のホームページで受け付けている。郵便振込は、パレスチナ子どものキャンペーン(口座番号00160・7・177367)。銀行振込は、みずほ銀行高田馬場支店(普)8030448。