仙台で秋の恒例行事となった歌声の祭典「仙台ゴスペル・フェスティバル」が13日、仙台市の中心街に設置された8つの野外ステージを会場に今年も行われる。今年は、県内外からエントリーのあった70団体が、8つの野外ステージを舞台にパフォーマンスを繰り広げる。特別なステージセットが組まれないため、出演者と聴衆の一体感が生まれやすいのが魅力の一つだ。
このイベントは、仙台と商店街の活性を目指し、市民ボランティアが毎年主催している。誰もが参加でき、しかも参加者と聴衆が一体となって楽しめる市民参加型の新しい催しを仙台で始めようと、2002年から始まった。県外からの参加者も増えており、認知度は年々高まっている。
イベントのキーワードである「ゴスペル」とは、イエス・キリストの十字架によって人が罪から救われ、神の子とされる良い知らせ(福音)のこと。市民有志らによるイベントではあるが、キリスト教関係者も企画に参加している。地元の東北中央教会牧師の永井信義氏は第1回目から顧問として協力しており、現在は実行委員長を務めている。
入場無料。イベントは午前10時半から。問い合わせは、仙台ゴスペル・フェスティバル実行委員会事務局(022・265・6907)。