【CJC=東京】ドイツのクリスチャン・ウルフ大統領が10月3日、北部ブレーメンで行われた東西ドイツ統一20周年の記念式典で演説し、イスラム系住民のドイツ社会への融合を目指す努力を訴えた。AFP通信が報じた。7月の就任以来、ウルフ大統領が主要演説を行うのは初めて。
ドイツは歴史的にキリスト教とユダヤ教の融合社会であるとしたうえで、現在はイスラム教もドイツの一部だとの認識を示した。さらに大統領は、ドイツ国民にイスラム系の人びとに対する寛容さを求めると同時に、イスラム系移民に対してもドイツ社会に真に溶け込む努力が必要だと語った。