今日9月10日は、世界保健機関(WHO)が定める「世界自殺予防デー」。WHOは各国に対し、自殺問題を最重要課題として挙げ、対策を強化するよう求めている。
WHOによると、世界では毎年約100万人の自殺者が出ており、約40秒に1人が自殺している計算になるという。
12年連続で年間の自殺者が3万人を超える日本ではこの日、世界自殺予防デーにちなんだ「自殺予防週間」(10日〜16日)が始まり、菅直人首相や関係省庁の大臣らがJR東京駅前で街頭キャンペーンを実施して自殺予防を呼び掛けた。
自殺問題とその対策をめぐっては政府が7日、厚生労働省など関係省庁の大臣らで作る対策チーム「自殺対策タスクフォース」を発足し、年内に行う緊急対策として、ハローワークなどで心の相談に応じる体制を充実させることや、自殺予防を呼び掛ける啓発キャンペーンを実施することなどを決めた。