12年連続で3万人を超す自殺者が出ている現状を受けて、政府は7日、厚生労働省など関係省庁の大臣らで作る対策チーム「自殺対策タスクフォース」を発足し、初会合を開いた。
同チームはこの日の会合では年内に集中して行う緊急対策について協議。ハローワークなどで悩みを抱える求職者の心の相談に応じる体制を充実させることや、自殺予防を呼び掛ける啓発キャンペーンを実施することなどを決めた。
自殺問題とその対策をめぐっては、厚労省などによる調査や傾向分析も行われており、月初めや月末といった「生活の変わり目」に自殺リスクが高まることや、生活保護受給者の自殺率が全国平均の2倍以上であることなどが分かっている。