関西学院大(兵庫県西宮市)の「キリスト教と文化研究センター」による父母のためのキリスト教講座「イエスの山上の説教をめぐって」が6日、同大文学部のアンドゥレアス・ルスターホル宣教師を講師として招き、同大の吉岡記念館で行われた。父母約40名が参加し、アンドゥレアス宣教師がイエスの山上での説教(マタイの福音書5〜7章)を、ほとんどが未信者という参加者に合わせてわかりやすく伝えた。
この講座は春と秋にそれぞれ通常の講座が4回と特別講座が1回、年に計10回が行われるもので、今回の講座は秋の特別講座にあたる。同学院の中学部・高等部では、以前から宗教主事により中学部・高等部の父母を対象とした「聖書を学ぶ会」が開かれおり、同様のプログラムを大学でも実施して欲しいという要望から、大学の父母を対象とした「父母のためのキリスト教講座」が6年前から始まった。
06年度の秋の通常の講座では、同大神学部の神田健次教授が「日本のキリスト教芸術―キリスト教美術と教会建築―」をテーマにして講演した。07年度は、春には「聖書の女性に学ぶ」(通常講座、4回シリーズ)、「『生きるってなんだ』旧約聖書に学ぶ」(特別講座)が、秋には「日本にやってきたキリスト教」(通常講座、4回シリーズ)、「アメリカ社会とキリスト教」(特別講座)が行われる予定。