日本に初めてキリスト教を伝えた宣教師フランシスコ・ザビエルの日本上陸を記念する「ザビエル上陸記念祭」が15日、鹿児島市で開かれた。南日本新聞が伝えた。
8月15日はザビエルの日本上陸の日であるとともに終戦記念日でもあり、カトリックの「聖母被昇天の祭日」、「カトリック平和旬間」の最終日でもある。同祭はカトリック鹿児島教区が中心となり、ザビエルの心を受け継ぐことで宣教の意識を高めるとともに平和を祈願しようと毎年開催しているもの。
今年は、ザビエル上陸記念碑のある祇園之洲公園から照国町のザビエル教会まで歩く「ザビエルウォーク」に約80人が参加。炎天下の中で約2時間、核廃絶など平和を訴えた。到着後には同教会でイベント「平和の鐘を鳴らそう」が行われ、鐘の音が鳴り響く中、約300人が平和のための祈りを捧げた。