日本聖公会は、今年5月に開催した第58回総会で創設を可決した「平和宣教教育活動資金」について、資金の使用目的や対象者などの詳細を定めた規定を作成し、このほど内容を公開した。
同資金は、聖公会信徒・求道者の中・高校生及びこれらの年代で、牧師または教区の推薦を経たものを対象に、平和宣教教育活動のためのプログラムへの参加を支援するもの。初期資金には昨年の宣教150周年記念行事に関連して集まった寄付の残金などを当て、その後は同資金のために寄付を呼び掛けるなどして調達する。
同資金の使用認可については、主事会議で決定するとしている。
総主事の相澤牧人司祭は、日本聖公会に所属する各教会に宛てた文書で「この資金を活用され、中高生およびその年代の若者たちが、平和構築への学びの機会をもたれることを願っています」とコメントしている。