【CJC=東京】ルーテル世界連盟は独シュツットガルトで開催した大会で7月22日、「アナバプテスト」に対してルーテル派が16世紀に行った迫害について許しを求めた。「再洗礼派」と呼ばれるアナバプテストは異端とされ、米国に自由を求めて渡った人も多い。現在、アミッシュ、フッタライト、メノナイトなどの集団を形成している。
マーク・ハンセン会長はメノナイト派との合同礼拝の席上、「わたしたちは、アナバプテスト・キリスト者が苦難と迫害を経験したこと、わたしたちの最も尊敬している改革指導者がこの迫害を信仰の名のもとに擁護したことを憶えている」と語った。
メノナイト世界会議のダニサ・エンドゥロブ会長は、「これで終わりだと言ったら単純だろうと思う。わたしにとっては、始まりだ。皆が取り組まなければならない過程だ。それぞれ新しい世代に伝えて行かねばならない」とENI通信に語った。