「万軍の主の熱心がこれをなされるのである」(イザヤ9:7)
2010年は日本宣教元年です。2009年は、日本プロテスタント宣教150周年記念事業のために教派を超えて一致協力し、神の恵みに感謝を捧げました。この一致は、今後の日本宣教のための神様の賜物です。今、世界は政治、経済、軍事、そして、スポーツや文化、テクノロジーにいたるまで大いなる転換の時代を迎えています。今や、日本民族は20世紀後半の繁栄が21世紀にまで継続できないのではないかとの危機感を持っています。
そして、日本のキリスト教会は150周年の恵みを感謝しつつも、新たな時限(ディメンション)への衣替えをしていかなければならないことを知っています。しかし、飢え渇いた人々の魂の叫びを聞きつつ具体案を欠いている現実を、主の前に認めねばなりません。その意味で2010年は、日本宣教元年ということができます。では、私たちは何を祈り、何を行動すべきなのでしょうか。これからの10年どこから手をつけたら良いのでしょうか。日本のキリスト教史は、海外からのチャレンジによって、霊的運動が起こされ教会が成長してきたことを物語っています。
15世紀、西洋からのカトリック宣教師到来。19世紀、明治維新におけるプロテスタント宣教師らの働き、そして、20世紀第二次世界大戦の米国を中心とするキリスト教ブーム。その中には偉大な神のしもべたちの尊い奉仕がありました。今、韓国はじめアジアからも多くの宣教の協力の手が差し伸べられています。私たち日本人は、日本の宣教のために当然責任を負っているのですが、今差し伸べられている協力と祈りを受けて、ともに主の御国の完成のために立ち上がるべきではないかと思わされています。
このたび、9月にはクリストファー・サン師、続いて10月にはフランクリン・グラハム師の来日も、その意味における神のご計画ではないかと思います。
以上のようなことを思う時、かかる協力伝道にお互いが積極的に関わることにより、次の10年間の宣教のうねりにつながっていくのではないかと思います。それゆえ、ぜひ、これらの大会にご参加、ご協力いただきたく、心よりお願い申し上げるしだいです。主が、この働きを祝してくださいますよう信じ祈りつつ。
【編注】今年9月4、5日には東京・有明コロシアムで「日本クリストファー・サン国際大会」が、10月22日から24日には、大阪城ホールで「関西フランクリン・グラハム・フェスティバル」が開催される。大会に関する問い合わせはそれぞれ、日本クリストファー・サン国際大会事務局(電話:03-6908-7412、FAX:03-6908-7413、公式ホームページ:http://www.sun2010.org)、関西フランクリン・グラハム事務局(電話:06-4706-8002、FAX:06-4706-8102、公式ホームページ:http://www.fgraham-kansai.jp)まで。