【CJC=東京】教皇ベネディクト16世は6月28日、『新福音評議会(仮称)』を設立する、と発表した。折から『聖ペテロと聖パウロ使徒祭』の前夜式がローマ城壁外の聖パウロ大聖堂(バジリカ・サン・パウロ)で行われるところから、そこでの発表となった。
教皇は、厚いキリスト教基盤がありながら、今では「神の不在」が感じられ、世俗化が進んでいる国々に革新された福音を推進する作業を新評議会に与えたい、と語った。教皇は、前任者であるヨハネ・パウロ2世が、その昔に福音を受けた国々に新たな福音を宣べ伝えようとしていたことに言及した。
新評議会は、福音が何世紀も前に告げられたものの、今では人々の日常生活には浸透していない諸国への宣教が課題となる。