私が、聖書学院一年生の時でした。ある集会で、寂しそうな、険しい顔をした青年に出会いました。私はただ一つ、確かに覚えていた聖書のことばを語りました。
「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。」(ヨハネ3:16)
神が愛してくださっている!
イエス・キリストが身代わりとなって十字架の上で死んでくださった!
どんな罪でも赦される!
神の子になれる!
神のいのちが持てる!
新しい人生を生きることができる!
青年の目に涙がありました。実は、彼は殺人を犯して、逃亡中だったのです。神の愛は彼を捕らえ、彼は救われました。自首し、立派に更正することができました。
今日、神の愛に心を開き、新しい人生に旅立とうではありませんか。
榮義之(さかえ・よしゆき)
1941年鹿児島県西之表市(種子島)生まれ。生駒聖書学院院長。現在、35年以上続いている朝日放送のラジオ番組「希望の声」(1008khz、毎週水曜日朝4:35放送)、エリムキリスト教会主任牧師、アフリカ・ケニアでの孤児支援など幅広い宣教活動を展開している。