ゴスペルを歌いながら国際協力ができる活動を展開しているゴスペルスクエア・ファミリーは6月で活動2周年を迎えた。「楽しい時間のために使ったお金が、別の場所で大きな力になる」をコンセプトに、スタジオ会員費やコンサート収益の一部を様々な国際支援に当てるというユニークな活動が注目を集め、現在の活動拠点は全国11カ所、メンバー総数は1000人を超えた。
これまでに行ってきた国際協力は、職業訓練センター開設(スリランカ)、奨学金提供(ラオス・カンボジア)、地域病院支援(ネパール)、小中学校支援(セネガル)など。今年1月には初となるCD『Unity』をリリースしたが、売上の一部でケニアの村に井戸用ポンプを贈った。
ゴスペルスクエア・ファミリーは、「NGOゴスペル広場」が運営母体となるスタジオ「ゴスペルスクエア」(渋谷)と、その支部活動「サニーサイドゴスペルクラブ」の総称で、ゴスペルスクエアは米ニューヨーク出身の黒人ゴスペルシンガーから直接習えるプログラムも揃えた本格スタジオ。約500人が所属している。活動支部となるサニーサイドゴスペルクラブも、東京や神奈川、千葉、埼玉、長野、三重の各地に広がり成長している。
NGOゴスペル広場代表のナナ・ジェントルさんは、これまでの活動を振り返り、「ゼロからの立ち上げというのは大変なことも多かったけれど、今となってはこんなに大勢のゴスペルを愛する仲間がいるというのが何よりの財産。ゴスペルに出会って毎日が明るくなった、元気になれた、そう言ってもらえることがやりがいです」と語る。
メンバーの世代層は子どもからシニアまでと幅広く、職業や音楽経験も様々。アットホームな雰囲気作りに重点を置いたグループ作りを行い、「スクールでもないサークルでもない新しいスタイル」を提供している。
問い合わせは、NGOゴスペル広場(電話:03・5428・8638、担当:望月 問い合わせフォーム)まで。