“赤十字”―日本でのイメージは“病院”くらいだろうか。“赤十字”は実は、要請があれば世界中どこにでもかけつけ、どこの国家にも属さない“中立”な立場で戦争や自然災害による飢餓、医療アクセス不能、家族の離散、都市機能の崩壊・・・などからの救援活動をおこなう“人道”救援団体である。その創始者アンリ・デュナンのように、困難な状況にある人々を敵味方なく救うという意識―“人道”意識を育むことで、日本人の国際感覚を問い直す。(購入する)
著者: | 小池政行 |
価格: | 税込2,625円 |
出版社: | 藤原書店 |
発売日: | 2010年4月26日 |
ページ: | 247ページ |
【著者紹介】
小池政行(こいけ・まさゆき):1951年生まれ。現在、日本赤十字看護大学教授。専攻、国際人道法。77年外務省入省、主にフィンランド、北欧を担当(〜94年)。