【CJC=東京】米福音派系のANS通信によると、「キリスト教」打ち出したソーシャル・ネットワーク『MyBLAB.com』が登場した。
『MyBLAB』は英語で「信者としてリンクされた」という言葉の頭字を連ねたもの。世界中のあらゆる所から、また全ての教派のキリスト者個人、伝道・宣教団体を結びつけたいという。
現在では『フェースブック』と『マイスペース』がソーシャル・ネットワークの世界ではトップ争いをしているが、『MyBLAB.com』は、有名な『フェースブック』や『マイスペース』を組み合わせ、それにキリスト教のひねりを加えた感じに仕上がっている。さらに今、急速に利用者が増えている『トゥイッター』とも連動している。
『MyBLAB.com』は単にソーシャル・ネットワークの一つとして企画されたものではない。創設者のクリス・バーカート氏は、「世界規模のコミュニティを作るよう、神に命じされていると確信するようになった。インターネットにもう一つ『ノイズ』を加えたいと思っているわけではない」と言う。
「私は、人々の生活に何かをプラスさせるネットワークを欲していた。私は教会で牧師の子どもとして育った私は、互いに働き掛け、助け合い、ネット上に『教会を作る』ことで、信者のための世界的なコミュニティを作りたい、と強く思っていた」とバーカート氏。
バーカート氏は3年間で、ソーシャル・ネットワークのために膨大なプログラムを開発し、それは現在有名なものと同様な機能を持つものとなったが、キリスト者のためということで安全性や環境に配慮したと言う。
「ユーザー、すなわちコミュニティがらみのコンテンツを作りたかった。他のネットワークは、世俗的な会議の場所だが、私たちは『MyBLAB.com』をもっと安心出来る場所にしたかった」とバーカート氏。
そう言っても、キリスト者以外を排除するものでは絶対にないとして、「『MyBLAB.com』のビジョンは、互いに信仰の旅路で助け合う、地球上の全ての信仰者のコミュニティーを形成することだ。それにはインターネットを利用すること以上の方法を思いつかない」と言う。
ただいくら「世界規模」と言っても、考案者が米国人であることから、使用言語は現在、英語しか想定されていない。