【CJC=東京】教皇ベネディクト16世はポルトガル司牧訪問最終日の5月14日、巡礼地ファティマから、同国第2の都市ポルトに向かい、同地でミサを行った。
中心街のアリアドス大通りで行われたミサには約12万人が参加した。
バチカン放送(日本語電子版)によると、教皇はミサの説教で、キリスト者とは、教会において教会と共にキリストによって派遣された宣教者であると強調、復活のキリストを神から受け取り世にもたらすよう、またイエスに信頼し、そのみ言葉に照らされて、現代の人類に奉仕するよう、すべての信者に呼び掛けた。
午後、ポルトの空港で行われた送別式で、教皇は滞在中に受けたポルトガル国民の歓迎に心からの感謝を述べた。4日間のポルトガル司牧訪問を終えた教皇は、同日夜バチカンに戻った。