【CJC=東京】米国プロテスタントでは最大教派の南部バプテスト連盟『大使命復活タスクフォース』が、受洗数減少傾向に対し5月3日、新伝道方策を打ち出した。信徒個人と翼下の伝道組織に奮起を訴えるもの。
新方策は、信徒個人に財政支援を訴え、献金額を現在の年収の2・5%平均から少なくとも10%に増やすよう要請する。また伝道組織『国際宣教部会』には、これまでの海外での伝道に加えて米国内の在住外国人も対象にするよう求めている。
「南部バプテスト連盟が創設された当時、世界を『内国伝道』と『外国伝道』とに分けて考えるのが普通だった。交通や人々の移動の革命により、“世界”が“北米”になった」とタスクフォースが5月3日発表した報告書は指摘している。
報告書は、信徒の家庭は休日を伝道旅行に用いるよう勧め、また伝道活動強化のため、各教会や州大会から中央の伝道活動プログラムへの献金を増やすよう求めている。
報告書は、6月にフロリダ州オーランドで開催される大会に提出される。