開幕まであと1日と迫った「クリストファー・サン国際大会・イン・オカヤマ」(開催日:4月17、18日)。9月の有明コロシアム(東京)での大会を間近に控えたクリストファー・サン氏が、8000人収容の岡山ドームで聖書の福音を語る。会場では、西日本最大級のゴスペルの祭典「ビクトリー2010」や、北朝鮮による拉致被害者家族の横田早紀江さんを迎えての特別講演会も同時開催される。プロゴルファーの中島常幸さんや、テコンドー銅メダリストの岡本依子さんなど著名人もゲストに迎え、岡山でかつてなかった大規模な伝道大会の幕が開く。
これまで県内の教会が中心となって準備を進めてきた。3月末からは民放5局でテレビコマーシャルを流すなど、大会を大々的にPR。当日は5000人以上の来場者を見込んでいる。
サン氏は、1984年にクリストファー・サン伝道協会(CSEA)を設立して以来、米国をはじめ、カナダやロシア、カザフスタン、オランダ、マレーシア、フィリピン、台湾、韓国、香港、インドなど世界の各地を巡って数万人規模の集会を幾度も開催している。08年4月に大阪市中央公会堂で開催された「大阪クリストファー・サン国際大会2008」では、地元の88教会が協力し、1000人収容の大ホールは満席となった。また昨年7月には北海道旭川の教会と協力し、旭川では最大規模となる参加者数延べ3000人の伝道大会を成功させている。
大会1日目夕方のメイン大会では、ゴスペルディレクターの山本真一郎さん率いる総勢200人のゴスペルクワイアが出演。他にもダブルダッチ世界大会で優勝したチーム「J−TRAP」のパフォーマンスや岡本依子さんの講演など、内容は盛りだくさんだ。2日目夕方のメイン大会では、中島常幸さんを特別ゲストに迎え、オペラ歌手の稲垣俊也さんや地元岡山出身のアコーディオン奏者、檜山学さんが音楽ゲストで出演する。
大会実行委員長の赤江弘之氏(日本同盟基督教団西大寺キリスト教会主任牧師)は大会の公式サイトで、「あらゆる面で困難な日本の現状の今こそ、明治の先達のヴィジョンにならって、日本宣教の先駆けとなりたい」と決意を語っている。
集会はすべて入場無料。大会は17日午前10時半の「ビクトリー2010」から始まり、午後1時には特設野外ステージで15組のゴスペルグループが出演する「ゴスペルジャンボリー」が開かれる。午後3時からは、横田早紀江さん作詞の「コスモスのように」の作曲を手がけたゴスペル歌手の岩渕まことさんと、「J−TRAP」のパフォーマンスによるライブ、午後5時からはサン氏を講師に迎えてのメイン大会が行われる。大会2日目の18日は、午後2時半から横田早紀江さんの特別講演会が開かれ、午後5時半からのメイン大会で幕を閉じる。問い合わせは、大会事務局(086・943・7552)。