2007年2月22日12時32分
聖書研究会「ミッシオ・デイ」が学習会 「進化の過程に神の御心」
聖書研究会「ミッシオ・デイ」が20日、オリエンス宗教研究所(世田谷区)で第48回の学習会を開催した。黒瀬博牧師(東京西バプテスト教会)が旧約聖書の記述について一般の歴史書なども参照して解読した。
質疑応答の時間には、「日本人の偶像礼拝は、単に像を拝んでいるのではなく、その背後にある神的存在を拝んでいる。牧師や宣教師が偶像礼拝を禁じるだけの教え方は意味を成さない」と日本人の宗教観に対する指摘もあった。
黒瀬師は、聖書を史実と照らし合わせて開設したうえで、聖書の記述を文字通り信じる「ファンダメンタル」な信仰について一石を投じ、マタイの福音書の系図、旧約聖書の出来事が史実であり、進化論もその過程には神の御心と御業が成就されたという認識を明かした
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オリエンス研究所では、仏教・イスラム教を含むあらゆる宗教を学び、その背景を理解することで、イエス・キリストの福音を効果的に伝える手段を模索している。