オバマ米大統領は、イエス・キリストの復活を祝うイースター(復活祭)の4日、首都ワシントン南東地区にある黒人教会「アレン・チャペル」の礼拝に家族とともに出席した。
同教会のある地区は治安が悪く、先月30日には4人が死亡する発砲事件が起きたばかり。オバマ氏は普段ホワイトハウス近くの教会に出席することが多いが、同事件の弔問を兼ねての異例の訪問となった。
礼拝出席者は、オバマ氏がミシェル夫人と娘のマリアさん、サーシャさん、ミシェル夫人の母マリアン・ロビンソンさんとともに教会に到着すると、盛大な歓声と拍手で迎えた。オバマ氏は、他の信徒と同じく静かに礼拝のメッセージに耳を傾け、祈りをささげていた。
同教会のマイケル・ベル牧師は説教の中で、オバマ氏の訪問について「地域に平穏と癒やしをもたらした」と述べ、「最も知性的で最も神聖、最もカリスマ性のある大統領」と賞賛した。