一年のうち最も自殺者の多い日は3月1日で、最も少ない12月30日の2・5倍であることが、内閣府と厚生労働省が30日発表した自殺の傾向分析でわかった。
内閣府と厚労省が、警視庁の出した昨年の自殺統計と厚労省のまとめた04年から08年の人口動態統計から弾き出したもの。この分析結果によると、3月1日は04年から08年の平均で138人が自殺している一方、12月30日は55・2人であった。
また、曜日別では月曜日が92・8人で最多。土曜日が70・7人で最少だった。さらに、月初めと月末にも自殺者が多いことがわかり、厚労省は「生活の変わり目に自殺のリスクが高まる」と分析している。
両府省は分析結果をホームページで公開するなどし、今後の自殺対策に生かす方針。